hayasimo







1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:52:38.95 ID:TP265ke30


先の早霜、敷波SSが短いとの声が見られたので投稿です。
結構書いたつもりだったんですがねぇ、確かに短い。
VSとなってますが、闘いません。
(ところで、みんな書いてくれてもいいのよ…?)

※キャラの性格や口調が異なるかもしれません。すいません


ご指摘の過去作でございます。

提督「早霜を愛でたい」 早霜「えっ…!?」

【艦これSS】敷波成分(シキナミン)不足の提督たちへ





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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:53:23.82 ID:TP265ke30

先攻!早霜ちゃん!

執務室――――

提督「あっついなぁ…」カキカキ

早霜「…扇ぎましょうか?」うちわー

提督「すまない、お願いしよう」

早霜「はい…ふふ…」ぱたぱた

提督「おぉ、程良い微風で…」

提督「涼しくはなったかなぁ…」

早霜「団扇では…少々物足りないわね…」ぱたぱた

提督「まぁ、これ以上強いと書類飛んじゃうからなぁ」

早霜「そうね…」ぱたぱた

3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:54:28.59 ID:TP265ke30

提督「…………」カキカキ

早霜「………」ぱたぱた

提督「……………」カキカキ

早霜「………」ぱたぱた

提督「…………なぁ?」

早霜「はい」ぱたぱた

提督「手疲れてこないか?」

早霜「ふふ…このぐらい戦闘に比べれば…」ぱたぱた

提督「そうか」

提督「でもこれじゃあ早霜が涼めないよなぁ」

早霜「私…その…氷タイプなので…」ぱたぱた

提督「属性があったとは初耳だ」

早霜「ふふ…私だけですからね…」ぱたぱた

提督「でも、氷タイプだからって暑いものは暑いだろ?」

早霜「………」ぱたぱた

早霜「正直…暑いわね…」ぱたぱた

提督「だろー」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:55:20.30 ID:TP265ke30

提督「んじゃ、ちょっと待ってて」タッ

早霜「司令官…?」

提督「すぐ戻る」

バタン

早霜「行ってしまったわ…」

早霜「ふぅ…」ぱたぱた

早霜「ほんと…暑いわね……それに…」

早霜「額に髪が掛かって…夏場だけは結ぼうかしら…」ぱたぱた

早霜「髪留めで…っと…」ささーっと

早霜「……よし」両目パッチリ

早霜「ふふ…急に雰囲気を変えたら…」ぱたぱた

早霜「司令官驚くかしら…ふふ」ぱたぱた

早霜「………」ぱたぱた

早霜「…………遅いわね」ぱたぱた

早霜「………」ぱたぱた

早霜「……一緒について行けば…良かったわ…」ぱたぱた

早霜「………」ぱたぱた

早霜「………はぁ」ぱたぱた

早霜「………」ぱたぱた

ガチャ

早霜「!」

提督「おっとっと」

早霜「おかえりなさい…!」


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:55:57.45 ID:TP265ke30

早霜「遅かったわね…」

提督「あぁ、すまんな――っておぉ!」

提督「イメチェンか!可愛いじゃないか!」

早霜「ふふ……可愛いだなんて…///」

提督「涼し気でいい感じだな、よいっしょ」ことっ

早霜「司令官それは…?」

提督「桶に水を汲んできた」

提督「椅子を準備してっと」トンッ

提督「さぁさぁお嬢さん、お脱ぎになって」

早霜「え……」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:56:41.77 ID:TP265ke30

提督「足つけたらひんやりしますぜ」ちゃぷちゃぷ

早霜「あ…そっちですか…なんだ…」

早霜「少々…お待ちを…」ぬぎぬぎ

早霜「…はい」

提督「ここにお座りになって」とんとん

早霜「はい」ストン

提督「足をこちらへ」ちゃぷちゃぷ

早霜「あ…冷たい…」ちゃぷちゃぷ

提督「でしょー」

提督「これで涼めるかな?」

早霜「ふふ…ありがとうございます」ニコ

提督「いえいえ、こちらこそ」

提督(早霜はんのホンマもんの生足やでぇ…ありがたやぁ…)

早霜「で…私が扇げば…お互い涼める…と」ぱたぱた

提督「ま、そうだな」

提督(Yes!生足!やっはろー!)

提督「んじゃ、さっさと仕事片づけるか」


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:57:36.90 ID:TP265ke30

早霜「はい」ぱたぱた

提督「………」カキカキ

早霜「………」ぱたぱた

提督「…………」カキカキ

早霜「…………」ぱたぱた

早霜(静かですね…)

早霜(司令官を眺めながら…ただ時間が流れていく…)

早霜(この時間が…永遠に…)

提督「………」カキカキ

提督(終わったら生足を拭いてあげる、終わったら生足、終わったら生足…)

早霜「………」ぱたぱた

早霜(ふふ…司令官…真剣な表情…)

早霜(無心で職務をしていて…素敵ですね…)

提督「………」カキカキ

提督(生足!あそーれっ!生足!あうあ!あっあー!)

早霜「………」ぱたぱた

提督「………」カキカキ

早霜「………ふふ」ぱたぱた


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:58:25.40 ID:TP265ke30


1時間後―――


提督「………ふぅ」

早霜「…終わりました?」ぱたぱた

提督「そうだな、んーー」のびー

提督「さて!」クルッ

早霜「……?」ぱたぱた

提督「仕事も終わったし、間宮さんのとこ行きますかぁ」

早霜「え…あ…はい…!」

提督「んじゃ、足拭かないとな」

早霜「え……」

早霜「あ…その…自分で…」あわあわ

提督「ふふ、そのまま座ってなさい」

提督「団扇のお礼しないと」ふんわりタオル構えー

提督(まぁ、ご褒美なんだけどねぇ!やっほい!)

早霜「あ…いや…あんまり綺麗じゃ…」あたふた

提督「はい、右足からー」

早霜「あぅ……///」スッ


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 05:59:07.44 ID:TP265ke30

早霜(ものすごく…すごく…恥ずかしい…うぅ)

提督「ほいほい」ふきふき

提督(あぁああ!早霜の生足!すべすべなんじゃー!!)

早霜「んふっ…すこし…くすぐったい…//」

提督「はい、次ひだりー」

早霜「はぃ……///」スイッ

提督「ほーれほれ」ふきふき

提督(あぁー早霜のあんよ小っちゃくて可愛いよぉおおぉお!!)

早霜「ぅう……く…//」

提督「はい、おわりー」

早霜「………はぁ///」

提督(大 満 足)

提督「ふぅ」キラキラ

早霜「あぁ…なんて…」カオマッカ

提督「さてさて間宮さんのとこいこうか」

早霜「……はぃ」マッカ

提督「どうした?顔赤いぞ?」

提督(ふふ、相当恥ずかしかったようだな)

早霜「いえ……行きましょう…」うつむきー

提督(かわいい)


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:00:06.82 ID:TP265ke30



間宮―――

提督「久しぶりだなー」

早霜「私も…です…」うつむきー

提督(まだ照れているか)

提督「お、新メニューだって」

早霜「へぇ…何があるんでしょう…」じぃー

早霜「…………!」

早霜「キャ…キャラメル味ですって…!?」

提督「好きなのか?」

早霜「即決です…間宮さん…キャラメルアイスを…!!」

提督「んじゃ、同じのを」

間宮「はいはーい」

早霜「………」そわそわ

提督(そんなに好きなのか…)

提督(今度買っておこう)

早霜「………」そわそわ

提督(待ちきれない早霜ちゃんかわいい)


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:00:38.48 ID:TP265ke30

間宮「お待たせしまーしたっ」コトッ

早霜「きました…!」

提督「いただこう」

早霜「いただきます…!」

早霜「おいしい…!」キラキラ

提督「あーうまいな、こりゃ」

早霜「はむっ………んー…!」キラキラキラ

提督(夢中だなぁ…)




間宮「ありがとうございましたー」

提督「ごちそうさまでした」

早霜「おいしかったです…!」ぺこり

提督「さて、じゃあ、また明日もよろしく」

早霜「司令官ごちそうさまでした…」

提督「うむ、言い食べっぷりだったぞ」

早霜「ぅ…//」

提督「キャラメル好きなんだな、覚えておこう」

早霜「はい…」

早霜「では…」

提督「おう」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:01:26.47 ID:TP265ke30


翌日、執務室にて―――

ガチャ

提督「さて、本日もお仕事しますかねぇ」

早霜「おはようございます」

提督「お、早いな早霜」

提督「おはよう」

早霜「昨日は…ごちそうさまでした」

提督「いえいえ、満足してもらえたなら結構」

提督「今日も髪留めたんだな」

早霜「ええ…涼しいですし…それに…」

早霜「可愛いと…言ってもらえましたので…」ニコ

提督「可愛いからなぁ」

早霜「ふふふ」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:02:22.98 ID:TP265ke30

提督「しかし、早朝だというのに暑いな」

早霜「そうですね」

提督「せめて扇風機くらいは買っておくかなぁ…」

早霜「司令官…」

提督「なんだ?」

早霜「こちらを…」水のはった桶

提督「おやおや」

早霜「ふふ…準備しておきました…二つ…」

提督「おぉ、ありがとう」

提督(今気づいたが、早霜素足できてるな、眼福眼福)

提督(余程気に入ったらしいな)

提督「なら、ありがたく使わせていただこうかな」靴下脱ぎっ

早霜「ええ…どうぞ…」ニコッ

提督「久しぶりだなぁ…」ちゃぷ…

提督「足だけだと、どことなく田んぼを思い出す…」

早霜「そうですか」ちゃぷ…


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:02:52.06 ID:TP265ke30

提督「さて、んじゃぱぱっと終わらせますかね」

早霜「そうしましょ…ふふ」

提督(今日はやけに上機嫌だな…)

提督(キャラメル効果かな?)

早霜(司令官にも味わってもらいましょう…)

早霜(足を拭かれるこそばゆさを…ふふふ)

提督「………」カキカキ

早霜「………」ぱたぱた

提督「…………」カキカキ

早霜「…………」ぱたぱた


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:04:10.87 ID:TP265ke30


お昼前―――

提督「ふぅ…」

早霜「終わりましたか…?」ぱたぱた

提督「一段落なぁ…んー…」のびぃー

早霜「昨日といい…早いですね…」

提督「調子がいいのかな」

提督(生足が原動力なんて言えない…)

提督「さてさて!ではでは」クルッ

早霜の足(拭き終わってますよ!)

提督「な!?」

早霜「ふふ…司令官…職務に集中して気づかなかったでしょう…?」

提督(いいえ、そんなことはありません)

早霜「お先に…上がらせてもらいました…ふふふ」

提督「なんてこったい…」

提督(生足に夢中で生足を逃しただと!?)

提督(なんだそれは!まるで意味が分からんぞぉ!)


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:05:01.23 ID:TP265ke30

早霜「では…本日は…」

早霜「この早霜に…お任せを…」ふんわりタオル構えー

提督「お、おう」

早霜「右足を上げて…ください…」

提督「はい」ちゃぽ…

早霜「司令官の足…大きいですね…」さわさわ

提督「くっ!」ゾゾッ

提督(こそばゆい!)

早霜「ふふ…失礼…では拭きますね」ふきふき

提督「………」

提督(あぁ、ひたすら優しい…右足が優しさに包まれている…)

早霜「…はい…おわり」

早霜「次…左足…お願いしますね…」

提督「おう…」ちゃぽ…

早霜「あら…司令官…」

提督「なんだ?」

早霜「爪…伸びてますね…」つんつん

提督「っ…そ、そうか切っておかないとな」

提督(指先で指先を攻められているッ!!)

早霜「ふふ…拭いたらついでですし…切ってあげましょう…」つんつん

提督「お、おう…頼んだ」ゾゾッ

提督(どことなくエ□スを感じてきた…)

早霜「ふふ…」ふきふき


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:05:45.02 ID:TP265ke30

早霜「さて…左足もおわり…」

提督「ありがとう」

早霜「じゃあ…つづいて…」爪切りを構えー

提督「……いまどこから出したんだ」

早霜「ふふ…」

早霜「では…」パチンッパチンッ

提督「お、おう」

提督(こう…ひとに爪切ってもらうことなんてないから…)

提督(落ち着かない…)

早霜「………」パチンッパチンッ

提督「」そわそわ

早霜「………」パチンッパチンッ

早霜(司令官…落ち着かない様子ですね…ふふ)


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:06:37.22 ID:TP265ke30

早霜「右足おわり…」

提督「おぉ、器用だな」

提督「自分で切るよりきれいだ」

早霜「ありがとうございます…では残りも…」

提督「あぁ」

早霜「………」パチンッパチンッ

提督(段々慣れてきたぞ…まだ少しこそばゆさはあるが…)

早霜「………」パチンッパチンッ

提督(今度から切ってもらおうかな…)

早霜「………」パチンッパチンッ

早霜「………ふぅ」

早霜「おわりましたよ…司令官」

提督「うむ。ありがとう」

早霜「いえいえ」

提督「なんというか思ったよりこそばゆいな」

早霜「ふふ…でしょう」

提督「もしかして、昨日の仕返しのつもりで?」

早霜「ええ…そうです」

提督「そうかそうか」

提督「ちょっと堪えてしまったよ」

早霜「そうですか…ふふ」

提督「でもまぁ、嫌ではなかったなぁ」

早霜「そうですか…?」

提督「あぁ」

早霜「ふふ…」


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:07:20.48 ID:TP265ke30

提督「さて、お昼食べに行こうか」

早霜「ええ…そうしましょ」

提督「あ」

早霜「?」

提督「その、もののついでだし…」

提督「靴下履かせてくれないかなぁって、ははは…」

早霜「ふふ…」

早霜「しょうがないですね…」

早霜「では…右足から」





しゅーりょー!!


20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:08:16.51 ID:TP265ke30


後攻!敷波ちゃん!

執務室―――

敷波「はぁーあっついねぇ」襟元ぱたぱた

提督「そだな」机にぐてー

敷波「いい加減クーラー買おうよ」ぱたぱた

敷波「せめて扇風機とかさー」ぱたぱた

提督「そだな」ぐてー

敷波「もう!」机バーン!

敷波「シャキッとしてよ!」

提督「そうだな!」机にぐてー

敷波「声だけじゃん!」

提督「そうだなぁ…」ぐてー

敷波「もう…」

敷波「仕事終わらないよー?」

提督「そだなー」ぐてー

敷波「んじゃあ、やらないと!」

提督「そうだな!」ぐてー

敷波「しれーかーん」ゆさゆさ

提督「………」ゆっさゆっさ

敷波「はぁ…はぁ…」

提督「……」ぐてー


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:09:17.94 ID:TP265ke30

敷波「はげろっ!」ムシッ

提督「ぎゃああああああ!!」髪引きちぎられー

敷波「ふぅ…やっと起き上がった…」

提督「髪は…ダメだ…髪だけは…勘弁してぇ」涙目

敷波「あ」

敷波「ごめんごめん」

提督「見て見て大丈夫かな?」

敷波「大丈夫!心配いらないって!」

提督「そっかー…良かった…」

敷波「ささ、司令官仕事しよ」

提督「はーい」

提督「………」カキカキ

敷波(やっと始めた…)

敷波(司令官って仕事始めるまでが長い…)

敷波(始め出したらちゃんとするのに…)




22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:10:19.78 ID:TP265ke30


数時間後―――

提督「ふぅ…おわったー」のびー

敷波「おつかれー」

提督「今日も秘書官ありがとう」

敷波「なにさ、急に改まって」

提督「いつも言ってるだろ?」

敷波「そだっけ?」

提督「いや…どうだったかなぁ…」

敷波「えぇ…」

提督「まぁ、感謝しているのは本当だ」

提督「明日もまた頼むよ」

敷波「ほんとかよぉ…」ジト…

敷波「まぁ…いいんだけどね」

敷波「んじゃ、明日ねー」

提督「おう」

バタン

提督「………」

提督「………いかんなぁ」

提督「敷波はついからかいたくなってしまう」

提督「明日からちょっと自重するかなぁ…」



23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:10:57.02 ID:TP265ke30



敷波の自室―――

敷波「ふぁー疲れたぁ…」お布団にダイブ!

敷波「司令官もう少し真面目にできないかなぁ…」

敷波「他の子が秘書官のときはどうしてるのかなぁ…」

敷波「…………うん」

敷波「聞いて回ってみようかな…」

敷波「そうしよう…」むくり


敷波は過去秘書官を経験した艦娘に
司令官の勤務態度について聞いて回った。



24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:11:27.89 ID:TP265ke30


再び自室―――

敷波「ただいまーわっほい!」布団にダーイブ!

敷波「はぁー…落ち着く…」

敷波「………」

敷波「他の子のとき司令官は真面目にしてるんだぁ…」

敷波「仕事終わったら遊ぶみたいだけど…」

敷波「私くらいなのかな…ちょっと面倒な一面みせてくれるのは」

敷波「親しみやすいってことでいいのかな…?」

敷波「えへへ…だったらいいな…」足ぱたぱた

敷波「明日もまた…面倒な一日になりそうだなぁ…へへ」



25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:12:10.80 ID:TP265ke30



翌朝、執務室―――

コンコン

提督「はい」

ガチャ

敷波「おはよーございまーす」

提督「おはよう」

提督「今日も一日頼む」

提督(これまでを反省して今日はささっと仕事するぞ!)

敷波「ふんっ、任せておいて」

提督「では、ささっと終わらせようか」

提督「………」カキカキ

敷波(あれ?)

敷波(今日はあっさり仕事するんだ…)

敷波「司令官、今日やること多いの?」

提督「?」

提督「いつもと変わらないよ」

敷波「へぇ…そうなんだ」

提督「うん」カキカキ

敷波「………」

敷波(あれ?)

敷波(なんでかなぁ…)

敷波(真面目にしてほしいとは思っていたけど…)

敷波(なんでちょっと寂しいって…)

提督「………」カキカキ

敷波「………」




26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:13:20.90 ID:TP265ke30


お昼前―――

敷波(結局、事務的な話しかしてないよぉ…)

提督「………」カキカキ

敷波(司令官どうしたんだろう…)

提督「………」カキカキ

提督「………ふぅ」

提督「終わったぁー!」のびー

敷波「おつかれー」

提督「敷波もな」

提督「さてお昼の時間だな」

敷波「いつもより少し早いね」

提督「真面目に仕事したからなぁ」

敷波「そだね」

提督「んじゃ、食堂行くかぁ」

敷波「はーい」

提督「?」

提督(どことなく不機嫌な香り…なぜだ)

提督(あれぇ?なんか今日したっけ?)

提督(今日ほどやったことに思い当たる節が無いのも珍しい…)

敷波「はやく行こ」

提督「おぉ、すまない」タッ

敷波「………」

敷波(あたしったら司令官がいつもと違うせいで…)

敷波(普段の感じで接しにくいよぉー!)



27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:13:51.76 ID:TP265ke30


食堂―――

提督「ほぉ、冷やし中華始めたか」

敷波「暑いもんね」

提督「んじゃ、俺は冷やし中華にしようかな」

敷波「親子丼かなー」

提督「お」

敷波「なに?」

提督(あっぶねー、おぉ麺以外も食べるんだなって言いかけた…)

提督(とにかく今日は穏便に過ごそう)

提督「お、おいしそうだなって」

敷波「だね」

敷波(初めて麺以外のもの頼んだのに…突っ込まないかぁ…)


ほとんど会話もなく食事が終わり



28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:14:39.90 ID:TP265ke30


再び、執務室―――

提督「よし、午後もがんばろー!」

敷波「おぉー」

提督「………」カキカキ

敷波「………」

敷波(うん…)

敷波(今日は淡々と仕事するね…)

提督「………」カキカキ



数時間後―――

提督「よし、終わり」

敷波「おつかれー」

提督「今日も助かった、ありがとう」

敷波「いえいーえ」

敷波「じゃ、また明日」

提督「おう」

ガチャ

提督「………」

提督「あれだな…」

提督「事務的な会話だと盛り上がりにかけるな…」

提督「分かっちゃいたけど…」

提督「うん」



29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:15:09.63 ID:TP265ke30


敷波の自室―――

敷波「ぐふぇー…」布団に倒れる

敷波「司令官、急に真面目になったなぁ」

敷波「いや…いいんだけどさ…」

敷波「…………」

敷波「………よくない」

敷波「楽しくないよ…」

敷波「前みたいに」

敷波「面倒で…」

敷波「ウザったい司令官でいてほしいよぉ…」

敷波「うぅ…」



30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:16:00.76 ID:TP265ke30


執務室―――

提督「はっ!!」ピキーン

提督「敷波が…泣いている…!?」

提督「行かねば!」タッ!





敷波自室―――

敷波「うぅ…」

コンコンガチャ!

提督「敷波ィ!!」

敷波「ふぇ!?し、しれいかん!?」

提督「どうした!?」

提督「なぜ泣いている!!」

敷波「え……だって…」

敷波「司令官がいつもと違くて…」

敷波「それが寂しくて…ひっく」

敷波「真面目に仕事しかしないから…うぅ」

提督「つまり司令官ってのが悪いんだな!!」

提督「おれじゃん」

提督「え、真面目に仕事しかしなかったから泣いてるの?」

敷波「………」こくこく


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:16:31.30 ID:TP265ke30

提督「そんな…」

提督「俺の行動が裏目に出ていたのか…」

敷波「…?」

提督「いやな?いっつもつい意地悪してしまうから」

提督「今日から真面目に職務に励もうかと」

敷波「……いい」

提督「へ?」

敷波「…そんなこ気にしなくていい」

敷波「いつものウザったい司令官が敷波は好きなの!」

提督「ウザったい…俺が…好き…?」

敷波「そう…そっちのが好きなんだから!」

提督「そうか…」


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:17:08.08 ID:TP265ke30

提督「ところで、敷波もう一回言ってくれない?」

敷波「え」

敷波「だから…ウザったい方の司令官がすっ……あ」

提督「す?」ニヤニヤ

敷波「あわわわわわ…」あたふた

提督「もう一度はっきり言ってほしいかなー」ニヤニヤ

敷波「わわわっ///」カオマッカ

提督「はやくはやくぅ」ニヤニヤ

敷波「………ス///」うつむきー

敷波「…す…き…かな///」うつむきー

提督「ぐはっ」どさっ


33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/07/31(日) 06:17:55.73 ID:TP265ke30

敷波「司令官っ!?」

提督「」シキナミン過剰摂取による気絶

敷波「あ、わわっ、どうしよ…」あたふた

敷波「しれーかーん!おきてよー!」ゆさゆさ

提督「」ゆさぶられー

敷波「どうしよ…どうしよ…」

敷波「あ」

敷波「司令官?その、目覚めないと髪抜くからねー」髪をギュ

敷波「せーのっ」

提督「やめろぉ!!」バッ

敷波「よかったーちゃんと戻ってきて」

提督「そんな方法でしないで!!」

提督(気絶したふりだったからよかったけれども…)

提督(ホントに気絶していたら悲惨なことに…)ブルッ

敷波「へへっ」

提督「?」

提督「どうした急に笑って?」

敷波「やっぱりこっちのが楽しいなってさ」ニコッ

提督「そうだな」

敷波「司令官も楽しんだ…」

敷波「えへへ…それなら、良かったよ!」ニコニコ






しゅーりょー!!


引用元: 【艦これSS】早霜VS敷波 



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