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前回:提督「狂ってしまった彼女達」 その9
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960: ◆00ZRE1DaEk 2015/07/07(火) 16:25:12.62 ID:AkYmDbBQO
「ねぇ司令官?」

甘く、それでいて爽やかな声が提督の耳をくすぐる。

「如月を見て?」

目を覚まさない彼の顔に近づき、そっと頬に手を当てる。

「…………ねぇ、見て?」

如月は彼の首を優しく回して、自分の方向へ向けた。

「……あはっ」

瞼が邪魔をしているため、二人の視線がぶつかることはあり得ない。
だが、如月には何か見えているようで、とろけた表情で笑った。

「司令官……ふふっ」

時計の針を刻む音と、甘ったるい溜め息しか聞こえない丑三つ時。それが彼女を加速させる。

「昨日も夕立ちゃんばっかり…………」

頬に当てた手を徐々に上へと滑らせていく。

「如月も見て欲しいの…………」

頬骨を通り、目尻を過ぎる。
その指は、ついに瞼へとたどり着いた。

「…………如月が嫌いなの?」

乗せる程度だった手の力が段々強くなる。

「そんなこと……無いわよね?如月が一番好きなのよね?」

返事を待たずに瞼をつまみ軽く持ち上げる。

「なら……目を合わせて欲しいわ」

少し期待した目をしながら、如月は反対の手に持った鋏を当てて――



「おはよう、司令官♪」


【目覚め】

962: ◆00ZRE1DaEk 2015/07/07(火) 19:23:10.91 ID:EIHkWCvUO
2200に一番近い娘

966: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/07(火) 21:59:59.86 ID:RIx0h3tp0
能代

975: ◆00ZRE1DaEk 2015/07/14(火) 12:52:18.45 ID:HMiC0BAtO
「阿賀野姉ぇ……そこは楽しい?」

「……能代、なんか怖いよ?」

阿賀野が一歩下がり、能代が一歩近づく。部屋に二人っきりのため、誰も間に立ってくれない。

「私は提督とお仕事を頑張って……頑張った能代を差し置いて、阿賀野姉ぇは提督とどこに行ってたの?」

まずい。能代の据わった目を見て阿賀野は直感した。

「提督は能代じゃなくて、阿賀野姉ぇを選んだの……どうして?ねぇ」

「い、いやぁ……なんでだろうね~」

アハハ、と笑う阿賀野の頬に汗が一筋垂れる。
空気は晴れることなく、むしろ重みを増して阿賀野の肩にべたりと貼りつく。

「能代は頑張った。普通なら、頑張った能代と遊びに行くわよね?」

「そうかもねぇ~……で、でも!それを阿賀野に言われても困るっていうか……」

「…………何言ってるの?」

能代は更に2歩詰め寄ると、阿賀野の首に手を添えた。

「阿賀野姉ぇが、提督を誑かしたんでしょ?」

「違っ……!」

「絶対そうでしょ?そうじゃないとおかしいもん」

万力のように徐々に力を上げていく。

「やっ……!能しっ……!」

「ねぇ答えてよ。じゃないと、離さないよ?」

能代は震えるほど力を込める。
気管は押し潰され、声どころか息すら出せない。

「早く答えて!……早く!」

薄れていく景色のなか、阿賀野の目には怒り狂う妹が写っていた。


【贔屓】

981: ◆00ZRE1DaEk 2015/07/14(火) 19:45:10.93 ID:2dbAIDhuO
2200に一番近い娘

985: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/14(火) 21:59:59.84 ID:Xy7HNaQH0
名取

997: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/14(火) 22:06:31.83 ID:TOI6Xfq/o
名取推し意外と居るのな。人の事言えんけど。
楽しみにお待ちしております。

引用元: 【安価】提督「狂ってしまった彼女達」



by カエレバ